2024/06/21 17:52
とは言え、毎日使っているとどうしても房が取れてしまったり、エッジがほどけてしまったりということが起こります。
名古屋で1999年から店を構えるペルシャギャラリーでは、イランの専門の職人が常駐しており、修理のご依頼も承っております。
先日、お客様よりお預かりした楕円のシルク絨毯の修理の現場を見させてもらいましたスタッフ・シロです。
シルクの糸はウールやコットンと比べ物にならないほど細く、楕円の絨毯の房はぐるっとひと回りに施されています。
シルクの糸はウールやコットンと比べ物にならないほど細く、楕円の絨毯の房はぐるっとひと回りに施されています。
かなり房が短くなってしまった絨毯。
これを修復するため、このように板に釘を打ち込み、一本一本丁寧に糸を替えていきます。
糸は近い色のものがあれば使うそうですが、ほとんどのものは元の色に近くなるように染め、違和感のない色で仕上げてくれるのです。
びっしりと織り込まれた絨毯の修繕はとても力のいる仕事。
当店専属の修理職人ホセインさんが慣れた手つきでどんどん糸を通していきます。
「ぐっ、ぐっ」と針を通しながら、この気の遠くなるような作業を繰り返し、
元の美しい絨毯に生まれ変わった絨毯の一部がコチラ。
これをぐるっとひと回り…。信じられない作業です。
それにしても美しい!
手織だからこそ修理が可能なペルシャ絨毯。
ダメージが深くならないうちにクリーニングや修理を行えば、またここから30年40年とご愛用いただくことができます。
ダメージが深くならないうちにクリーニングや修理を行えば、またここから30年40年とご愛用いただくことができます。
ペルシャギャラリーでは他店様でお買い求めの絨毯も、状態を拝見して可能であれば修理を承っております。
房やエッジの他にも、
✷表面が日焼けしてしまった
✷ペットのワンちゃんネコちゃんが粗相してしまった
✷虫食いで穴があいてしまった
✷ペットのワンちゃんネコちゃんが粗相してしまった
✷虫食いで穴があいてしまった
✷ピアノなどの重たい家具の跡が付いてしまった
などなど、もし気になるものがございましたらお気軽にご相談くださいませ。